言い尽くせない感謝

自己啓発や聖書に関する事等掲載中。引用聖句:新改訳聖書©新日本聖書刊行会 英文聖句:New International Ver.

2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ステイト・アクション法理にみる「積極国家」

先ほど記録として留めました「民営化と憲法上の問題 - ステイト・アクション法理」 http://blogs.yahoo.co.jp/kmdbn347/35191995.html については大変興味深く、私の論文の一部(青少年ネット規制法)にも関わる問題です。しかしながら、メインの論文テーマ…

民営化と憲法上の問題 - ステイト・アクション法理

アメリカ憲法における「ステイト・アクション法理(State Action Doctrine)」を研究していましたところ、気になる文献を発見しましたので、記録として留めておきます。 http://hermes-ir.lib.hit-u.ac.jp/rs/bitstream/10086/8711/1/hogaku0030304950.pdf …

ステート・アクション法理における政府類似理論 (looks-like government)

私の論文では、主に基本権の私人間効力に関する論述を必要としています。それには、伝統的な憲法観といわれる「国家からの自由」を、どこまで私人間の関係に適用するかという問題が存在します。 本件についてはさまざまな先生が議論されておられるとおり、憲…

憲法の現代的意義:ステイト・アクション法理を手掛かりに

以下の文献をわくわくしながら読み始めました(笑) 榎透『憲法の現代的意義 ― アメリカのステイト・アクション法理を手掛かりに―』花書院、2008年 卒業論文の位置(意味)づけは、個々人により価値観が異なると思いますが、あくまでも私の場合は、どんどん…

卒論で論じるべき問題の再確認

こうして今朝も勉強できること自体に感謝します。 昨夜は早速、英米法レポをはじめた頃に購入していた松井先生の文献を読み、米国のステイト・アクション法理について復習していました。 松井茂記『アメリカ憲法入門〔第5版〕』有斐閣、2004年 今後、これま…

すばらしい方々に囲まれて・・・

指導教官より電子メールいただき、とても感激しております。論文は今後、これまで論じた (1)「多様な情報流通という公益に奉仕する」ことを保障根拠とする表現の自由論 (2)ドイツの基本権保護義務論による表現の自由論 に加えて (3)アメリカのステ…

論文の要約(約800字)

のべ一年以上にわたって格闘(笑)してきました卒業論文ですが、ここで一旦頭の中を整理する上で要約してみました。 ============================================================== 本稿は、インターネット検索事業者による「検閲」と表現の自由について…

インターネット検索事業者と「国の基本権保護義務」その7(最終回)

先ほど卒論の推敲が終わりましたので、指導教官に電子メールで卒論データファイルを送信させていただきました。稚拙な論文ですから、はなはだ恐縮です。 結論部から、少しですが記載します。 =============================================================…

法学慶友会の卒業祝賀会&成績証明書

昨夜は、セレスティンホテルで法学慶友会の卒業祝賀会を無事開催することができました。 学友の温かいお気遣いにより、敬愛する卒業生の皆様と在校生との楽しいひと時を過ごすことができました。一次会では、想定外のマジックショーが飛び出し(笑)、その勢…

2008年8月試験結果

●地域研究(ロシアの政治):A 井手先生、ロシアについて本当にわかりやすく、かつ興味深く教えてくださり、本当にありがとうございました。お若いのにご聡明で品の良い雰囲気が、一貫して流れておりました。おすすめの先生です! ●近代日本と福沢諭吉:A さ…

インターネット検索事業者と「国の基本権保護義務」その6:グーグル・セーフサーチへの当てはめ

では、前回の問題点を踏まえて、グーグル・セーフサーチの問題をさらに考察していきたいと思います。 基本権保護義務論の適用をするにあたり、問題点をあらためて整理すると、 インターネット検索事業者の表現の自由 VS. 市民の知る権利(表現の自由) を比…

インターネット検索事業者の表現の自由:グーグル・セーフサーチの考察

今回は、論文テーマに関する論点の一つであるインターネット検索事業者の表現の自由と「グーグル・セーフサーチ」について考察してみたいと思います。 前回のブログ(下記)で記載した論文構成の(3)A.項に相当する内容となります。 http://blogs.yahoo.co…

インターネット検索事業者と「国の基本権保護義務」その5:ストリート・ビューへの当てはめ

私の論文:インターネット検索事業者による「検閲」と表現の自由 では、概ね以下の内容を順に論じています。 (1)従来の学説・判例をもとに、表現の自由の趣旨や定義および具体的な内容を述べる (2)今日のインターネットの普及による、表現の自由の展開…

21世紀研究会編『法律の世界地図』文藝春秋、2007年

英米法&国際取引法専門の先生 http://www.nishikawa-seminar.com/about からご指定いただいたテキストを購入してきました。慶應通信ニューズレター10月号12頁に記載の通り、ゼミ形式で先生からご指導を賜る機会を学友(といいますが人生の大先輩)が与えて…

Subprime Mortgage Crisis Hits the Public J-REIT:New City Residence

Japan's public REIT NEW CITY RESIDENCE INVESTMENT(TSE:8965) announced Thursday that it has filed for bankruptcy protection under the Civil Rehabilitaion Law. The REIT becomes the first bancruptcy public REIT in Japan. The REIT was incorpor…

インターネット検索事業者と「国の基本権保護義務」その4: Dworkin&Rights as Trumpsの視座より考察

・・・インターネット検索事業者と「国の基本権保護義務」その3 http://blogs.yahoo.co.jp/kmdbn347/34806478.html の続きです。 では、「切り札」としての人権(Rights as Trumps)を広めたロナルド・ドゥオーキン先生の文献から、 ストリートビューに関す…

インターネット検索事業者と「国の基本権保護義務」その3:ついに町田市がリアルの世界で動く

慶應義塾大学法学部通信教育課程の敬愛する学友である、2000wonderさんが、ついに(おそらく最も合格が難しいと思われる)債権各論レポートに合格されました。しかも「B」通過! http://blog.livedoor.jp/hyper2000wonder/archives/51272236.html 本当に、本…

「切り札」としての人権 その1

今夜は、今月19日に開催する法学慶友会の卒業祝賀会の打ち合わせを兼ねて、敬愛する学友と楽しいひと時を過ごさせていただきました。たまたま幹事役をおおせつかったのですが、私自身はほとんど何もしていないに等しくて、学友がさまざまなお働きをしてく…

「切り札」としての人権 その2

(・・・「切り札」としての人権 その1 より) 長谷部先生は、私人間の権利の対立について、次のように述べておられます。 「法人と対立している当事者の権利が、個人の自律を根拠とする『切り札』としての人権であるとすれば、直接適用であれ間接適用であ…

『ビタミン愛』を読んでいます・・・

インターネット検索事業者と「国の基本権保護義務」に関する論述をするための最低限必要な勉強がまだ足りていないと実感します。Doworkin先生の「Rights as Trumps」(切り札としての人権)の勉強を含めて、もう少し時間を要します。 今朝は、東京キリスト教…

インターネット検索事業者と「国の基本権保護義務」その1

私の卒業論文テーマ:インターネット検索事業者による「検閲」と表現の自由 の結論部では私人間の権利を比較衡量しており、その解決策の一つとして、国の基本権保護義務論を適用することを試みています。ここで、再度問題点を整理した上で、前回に続き、小山…

インターネット検索事業者と「国の基本権保護義務」その2

(インターネット検索事業者と「国の基本権保護義務」その1 より) では、 私の卒業論文テーマ:インターネット検索事業者による「検閲」と表現の自由 に「国の基本権保護義務」を適用した場合、どのような解決策を導き出すことができるでしょうか? その上…

ご冥福をお祈りします・・・。

慶應大学の卒業生(塾員)で、アメリカの教会で出会った鍵田さんが、昨日天に召されました。 http://d.hatena.ne.jp/masmax/ ここ数年は、難病のALSと闘いながら、明るい文面でブログを書いておられました。 アメリカでは、5Kマラソンや教会の聖歌隊でご一…

現代中国論

夜間講義に参加してきました。私は法律学科なのですが、政治学科の科目である現代中国論を受講しました。とても興味深い講義内容で、あっという間に2時間が過ぎてしまいました。 中国を理解するには、建国前の歴史、北京五輪で50回以上流れた中国国歌の意…