言い尽くせない感謝

自己啓発や聖書に関する事等掲載中。引用聖句:新改訳聖書©新日本聖書刊行会 英文聖句:New International Ver.

ドイツの憲法判例の研究

 ドイツ憲法判例研究会編『ドイツの憲法判例供並2版)』信山社、2006年

などで、ドイツの憲法判例を研究していきたいと思います。

 特別にドイツが好きということで研究をしているわけではないのですが、行き掛かり上、なぜかドイツの憲法判例憲法に関する学説を集中的に研究しています。

 ドイツの憲法に関する学説については、C・シュミット、E・W・ベッケンフェルデで現在手一杯に近く、ペーター・ヘーベルレやゲラーマンについてはまだ手付かずの状態に近いです。

DAS研究会編『ドイツ公法理論の受容と展開-山下威士先生還暦記念-』(尚学社、2004年)については、まだシュミット先生に関する生い立ち、カトリック思想と先生の思想の関係、第二次世界大戦がもたらした影響などについて読んでいるところです。

E・W・ベッケンフェルデ(小山剛訳)「基本権理論と基本権解釈」ベッケンフェルデ(初宿正典訳)『現代国家と憲法・自由・民主制』(風行社、1999年)については、小山先生の『基本権の内容形成』と見比べながら読んでいます。

 いまさら遅いですが、つくづく20年前にもっとしっかりとドイツ語を勉強していればよかったと思います。かくいう私自身、20年前に今の私くらいの年齢の方に、「今のうちにきちんと勉強していないと、後で後悔するからな!」という貴重なアドバイスを何度かいただいていましたが、当時は他の事で夢中であり、かつ、学問の意味・意義に対する不信感もあり、しっかり勉強していなかったと記憶しています。

 ですから、現在あまり勉強していない通学生がもしいらっしゃったとしても、何ら私は意見する権利がないので、ただただそういった方々が学生の身分である間に、「目に見えない学問の価値」に目覚めていただくことを望みます。目覚めるというより、思い出していただくといった方が正確な場合もあるかもしれませんが・・・。



 ”So we fix our eyes not on what is seen, but on what is unseen.
For what is seen is temporary, but what is unseen is eternal.”
(2 Corinthians 4:18)

私たちは、見えるものにではなく、見えないものにこそ目を留めます。
見えるものは一時的であり、見えないものはいつまでも続くからです。
(コリント供。款錬隠言瓠