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自己啓発や聖書に関する事等掲載中。引用聖句:新改訳聖書©新日本聖書刊行会 英文聖句:New International Ver.

ベッケンフェルデによる峻別思考の基本権理論

 C・シュミットの基本権論の研究と並行して、E・W・ベッケンフェルデの自由主義的基本権理論についても研究をはじめました。

 ベッケンフェルデの基本権理論とは、「基本権の一般的性格、規範的目的方向、内容上の射程に関する、体系的に整序された見解」(注1)を意味し、「基本権的自由と法制度を峻別し、両者を別の次元の保障であると捉える二元型峻別思考に対応するのが、ベッケンフェルデが言うところの自由主義的基本権理論」であり、「自由の『本質』や自由の『内容』、さらに自由行使のあり方の決定は、はじめから国家の規制権限の外におかれる」という意味で、基本権の保障する自由は、「特定の目標ないしは目的のための自由ではない」(注2)とのことです。


注1)E・W・ベッケンフェルデ(小山剛訳)「基本権理論と基本権解釈」ベッケンフェルデ(初宿正典訳)『現代国家と憲法・自由・民主制』風行社、1999年、280頁。

注2)小山剛『基本権の内容形成』尚学社、2004年、36頁。


 では、ベッケンフェルデによる自由主義的基本権理論は、カール・シュミットの基本権論や、ペーター・ヘーベルレが提唱した制度的基本権理論と、どのような位置関係にあるのでしょうか。今後、じっくりと考察していきたいと思います。

 今夜は、川端牧師先生の最近のコラムを読んで深く反省させられました。不完全極まりない人間であることを実感し、自らについて潔く反省したいと思います。


●川端先生のコラム
(1)I am Japanese
http://www.glorychrist.com/modules/sections/index.php?op=viewarticle&artid=303

(2)韓東大学の良心
http://www.glorychrist.com/modules/sections/index.php?op=viewarticle&artid=304

 聖書によると、神様ご自身の忌みきらうものは、次の七つです。

 「高ぶる目、偽りの舌、罪のない者の血を流す手、邪悪な計画を細工する心、悪へ走るに速い足、まやかしを吹聴する偽りの証人、兄弟の間に争いをひき起こす者」(箴言6:17-19)
 
 「ツケは必ずくる」というのが、数年前に熱心に観たNHKの連続ドラマ「バブル」での決めゼリフの一つでしたが、上記(2)のコラムで川端先生が「不正や嘘や盗みで得た利益は、もともと私たちのものではない」とおっしゃっていることから、一時的にでもこうしたことにより得た利益については、ツケが必ずくるものと想定します。しかも、ある時突然に・・・でしょうね。「災害は忘れた頃にやってくる・・・」ということわざは、幼少の頃から教えられてきたことでしたね。


”who plots evil with deceit in his heart ― he always stirs up dissension.
Therefore disaster will overtake him in an instant; he will suddenly be destroyed ― without remedy. "
(Proverbs 6:14-15)

「そのねじれた心は、いつも悪を計り、争いをまき散らす。
それゆえ、災害は突然やって来て、彼らはたちまち滅ぼされ、いやされることはない。」
箴言6:14-15)