ロナルド・ドゥオーキンさんの本(ライフズ・ドミニオン)を、昼休みに読んでいました。
「この本の著者ドゥオーキンは、現代英米法哲学界をリードする論客であります。日本においては、法哲学者、英米法学者はもとより、憲法学者、行政法学者、民法学者に至るまで幅広い学者層の関心を集めてきています。」
(402頁より引用)
・・・とありますように、政治・宗教・哲学などが複雑に絡んでいる話をある意味すっきりとまとめておられるのは、さすがと言うほかありません。
「何となく理解してきたかな」という感じを持っていた修正14条(Due Process)をふくめた合衆国憲法についても、頭の中がすっきりとし始めています。
ところで・・・
この分野に限らず、ある専門分野の「美」に惚れた方は、その分野についてとことん探求していただきたいと思いました。それをはじめるのに、年齢や環境は無関係なように思えます。
「探求したい」という志が、「真に混じりけのない思い」であれば、なおさら、
「修士→博士課程→海外」という道をとことん歩んでいただき、後世に貢献することができると思いますし。
長い人類の歴史からみれば、私たちが生きている間はたかだか数十年ですから短いものですが、後世に貢献することができれば、それはそれで素晴らしい人生の意味が増してくるようにも思います。
私には似合わない、哲学的な話ですね~(笑)。でもほんと、学問を究めたい方にはとことん究めていただきたいし、応援もしたいです。またそういう方を応援する社会であったらいいですね。
「ですから、私たちは勇気を失いません。
たとい私たちの外なる人は衰えても、内なる人は日々新たにされています。 」
”Therefore we do not lose heart.
Though outwardly we are wasting away, yet inwardly we are being renewed day by day.”
(2 Corinthians 4:16)