今夜はなにやら蒸し暑いですね・・・。「検閲」の視点から問題視されている判例と議員立法について研究していました。英語耳トレーニングも、少しずつですが継続中です。
「船橋市西図書館蔵書破棄事件」
http://www.courts.go.jp/search/jhsp0030?action_id=dspDetail&hanreiSrchKbn=01&hanreiNo=25028&hanreiKbn=01
「有害ネット規制法案」(先月11日に参議院も通過済み)
http://japan.cnet.com/mobile/story/0,3800078151,20374804,00.htm
青少年保護という視点での、米国での有名な違憲判例といえば・・・「通信品位法違憲判決」
「連邦最高裁によれば、通信品位法の規制は、漠然性のゆえに違憲といいうる。通信品位法の規制は前例を見ないほど広範でもある。インターネットへアクセスする者から未成年を実効的に排除する技術が存在しない以上、未成年者保護という目的のために大人の通信が過度に阻害される危険がある。また、その時点での社会の基準に照らして明白に不快か否かという基準からすると、アメリカの中でも、最も品位に厳格な地域社会の基準によって全国の通信が遮断される危険も否定できない」
(長谷部恭男『憲法学のフロンティア』岩波書店、2004年、206頁)
憲法学で有名な長谷部先生、情報法で有名な堀部先生、慶應の中村先生ら有名な先生方が中心となっておられる第三者機関
「有限責任中間法人モバイルコンテンツ審査・運用監視機構 (略称:EMA)」
http://www.ema.or.jp/ema.html
もし法律の勉強をしていなかった私がいるとすれば、自分が理解しきれないこういった問題については、
「青少年を保護するための法案なんだから、いいじゃないの~。こむずかしいことを考えることにコストかけるより、他にやることがあるんじゃないの~偉い先生が集まってさあ~」
と間違いなく他人ごとのように振舞っていたと思います。他人のため、後世のために少しでも貢献する心を見失わないようにしたいと、あらためて自戒します。
日曜日の礼拝で牧師先生に教えていただいたとおり、「こむずかしい」ことを考えることを避け、自分にとって耳障りのよい世界についついいきがちな私が存在しています。
良薬は口に苦し・・・牧師先生のメッセージは心に響きますが、身につまされます(笑)。しかし、そこから目と耳を背けると、進歩しないどころか、快楽にふけることに繋がるとのことでしたしね・・・。気をつけます。
"Yet these men speak abusively against whatever they do not understand;
and what things they do understand by instinct,
like unreasoning animals―these are the very things that destroy them."
「この人たちは、自分には理解できないことをそしり、
わきまえのない動物のように、
本能によって知るような事がらの中で滅びるのです。」(Jude 1:10)