言い尽くせない感謝

自己啓発や聖書に関する事等掲載中。引用聖句:新改訳聖書©新日本聖書刊行会 英文聖句:New International Ver.

井田良先生の「基礎から学ぶ刑事法」

 今日も昼休み時間を使って、井田良先生の「基礎から学ぶ刑事法」を勉強しています。

 これまでの40年の人生で、刑法についておそらく一度も勉強していなかった私にとって、債権総論&各論以上に難攻(&難解!)不落の世界だと思っていました。

 『大学の1年生のとき勉強した科目のなかでいちばんむずかしかったのが刑法だった。・・・(中略)・・・自分は法律学に向かないのではないかと不安にさいなまれて図書館を出るその足取りの重さ・・・。(中略)・・・「これならわかるぞ」と助けられたような気持ちで読みたかった本を書きたい、そう思いつつ書いたのが本書である。』
(P2より抜粋)

 このような素晴しい志の元出来上がった本ですから、まさに「目から鱗が落ちる」状態で刑法を学ぶことができています。

 『法律家が、あえて「弱者」である犯罪者の味方をすることはバランスをとるためにぜひとも必要なことである』
(P74より抜粋)

 そういえば、私の妻が集っている教会で大変お世話になっている方(長くブラジルに駐在していた男性)が法科大学院で弁護士を目指して勉強しておられますが、「有罪判決が確定していない在日外国人」のためのポルトガル語の通訳として仕事もしておられるとか・・・

 日本語がうまく話せないと、本来「無罪の推定」が覆らない人までも「無罪の推定」が覆る危険性もあるのでしょうね~
 
 私は、正直言ってほとんど刑法には興味を持っていませんでした。今では笑い話ですが、「人を裁くことを勉強する」ようで、できれば学びたくありませんでした。

 ですが、刑法について、少々「ビビビッ」と感じ始めている今日この頃です。今まであまり目が行かなかった本日の日経新聞一面特集「日本版免責制度の衝撃:第6部 変貌 刑事司法」にも、「ビビビッ」ときています。

 私が刑法に興味を持ち始めたきっかけは、先日の法学慶友会ミーティングで、
Themisさん(http://themis-keio.blogspot.com)が、喜びに溢れた笑顔で井田先生についてお話をしておられたのがとても印象的だったからです。

 ブログでお世話になっている2000wonderさんが、刑法を学ぶことについて渋る私の背中を押してくれたのにも本当に感謝しています。

 そしてミスター慶應通信60期のお一人yokoさんが、「別の本でみておいて・・・」と分かりやすく刑法の勉強を指南してくださったおかげで、この本にたどり着きました。でないとこの本と出会うこともなかったと思います。

 人生40年目にして素晴しい刑法の世界に足を踏み入れることができたのも、上記の方々はじめ先日の法学慶友会ミーティングを企画運営してくださった皆様のおかげです!