言い尽くせない感謝

自己啓発や聖書に関する事等掲載中。引用聖句:新改訳聖書©新日本聖書刊行会 英文聖句:New International Ver.

「未来を先導し、困っている人たちへ進むべき方向性を示す」役割

 昨日は、新年第一回目の礼拝に出席することができました。物質的な豊かさが満たされてくると、徐々に感謝の気持ちが薄れてくるので注意する必要があることなど、生きていくための大切なことをいろいろと教えていただきました。

 クリスチャンにおける「祈り」についても、今年の幸福などを願う祈りのみであり、「祈りは神との対話」であることを忘れがちであるため、そういった対話の機会を回復していくことで、神と共にあることの幸せ感が満ちてくることも教えていただきました。本当にそう思います。

 慶應大学関連では、法学慶友会の会長さんから、掲示板において新年のメッセージをいただきました。150年目を迎えた慶應義塾に在籍する/卒業した人たちは、「未来を先導する役割を担って」おり、「是非、まわりの人たち若しくはその地域を良くするため労を惜しまず困っている人たちへ進むべき方向性を示してあげてください。」とのことでした。自分の損得で言動しがちである点を、良い意味で戒めていただく素晴らしいメッセージだと思いました。会長さんは、本当に優れた方ですね。

 法学慶友会の会員専用掲示板には、昨秋卒業された敬愛する学友の卒業論文が公開されました。国民の6割が疑問を持っているといわれる「裁判員制度を見直す」という内容です。ただ単に裁判員制度が良いとか悪いというような薄っぺらな議論ではなく、さまざまな切り口から、しかもグローバルな視座で論じておられ、とにかく濃い内容です。まさに、上記の役割を果たしていると実感しました。本当にすてきな学友です。

 上記の役割を担う上では、「慶應の人間だから社会の上位においてリーダーとなる」というような高慢な心ではなく、福澤諭吉先生が「天は人の上に人を作らず、人の下に人を作らず」とおっしゃったように、社会の片隅でなんとか細々と生きている私のような小さな人間でも今後の社会に何かお役に立つことができるかどうか、「神と対話」し、祈りつつ心静めて2009年も一歩一歩進めていきたいと思います。

 そういった過程においては、日本国内の諸問題はもちろんのこと、地球規模で考えればますます、自分自身とは違った価値観を持っている人、違う意見を持っている人などと触れ合う機会が増えるため、その現状を鑑みると決して楽な道ではない過程を通過する必要があると思います。

 しかしながら、長谷部教授がおっしゃるように、自分との違いを認めるような「寛容の精神」を育成できる貴重な機会であると感謝して、毎日できることを積み重ねていきたいと思います。

 現在読み始めている文献は、田島裕先生の『イギリス法入門 English Law』有斐閣、1991年です。楽しんで勉強していきたいと思います。

Be joyful always;
pray continually;
give thanks in all circumstances, for this is God's will for you in Christ Jesus.
(1 Thessalonians 5:16-18)

いつも喜んでいなさい。
絶えず祈りなさい。
すべての事について、感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです。