言い尽くせない感謝

自己啓発や聖書に関する事等掲載中。引用聖句:新改訳聖書©新日本聖書刊行会 英文聖句:New International Ver.

債権各論レポート制作において・・・

 今夜は債権各論レポートのための勉強をしていました。課題は2題あり、そのうち一つは以下の通りです。

「売買、請負、贈与、使用貸借の4つの契約について、担保責任のレベル設定が、各契約のどのような法的性質と結びついているのかを考察し、さらに売買と請負については、規定の差異はどういう理由で生じているのかを考察しなさい。」

 池田先生の債権各論テキストには、この課題に関してとても分かりやすく記載されています。また、大抵の基本書や司法試験対策本を読むと、この課題についての解答らしき内容は書いていると思います。しかし、それを上手に(?)まとめてレポートにしても、判定は「D」(不合格)になることが多いと推測します。合否の判定ポイントは、末尾の「考察しなさい」なのだと、私なりに解釈しています。

 そのためには、あたりまえですが、自分で各契約に関してしっかり勉強する。次に、それぞれの契約例を自分で考えて比較研究し、かつ自分の言葉で(例:テキスト等で使用している「かっこいい表現」は×なのでしょうね、きっと)論理が破綻しないように記述する必要があると思います。

 とにかく、細部にわたり添削指導がありますから、先生からみて「あいまいな表現」とか「どこからか借りてきた表現」があると、他科目レポートではBやC通過でも、債権各論では即「D!」になりそうです。

 少なからず学友の声をあわせて判断すると、債権各論は、慶應大学法学部の通信教育課程の中では最も難関なレポートの一つであると思います。早めに卒業単位を揃えるためのマネージメントとしては、こんなに大変な3単位科目のレポートに一年以上もかけるのであれば、違う3単位や4単位の科目、あるいは2単位科目×2を取得する方が、効率的であるという見方もあります。

 卒業時期を第一に考える方にとっては、債権各論に安易に取り掛かると後で大変なことになるかもしれませんので、取り返しがつかなくなる前に「勇気ある撤退」を選択肢に入れる必要もあると思います。

 あくまでも私のイメージで定量的な証明はできませんが、初めてのレポートでいろいろと大変だった「憲法」のレポートに比べて、「債権各論」は楽に100倍以上難しいです(憲法が簡単だと言っているのではなく、「債権各論が極めて難しい」と言いたいのでした)。

 ちなみに私自身は、「せっかく貴重なお金と時間と体力を費やして慶應大学法学部に籍を置き勉強しているのだから、この難関を乗り越えることで学力を高める大きなチャンスである」ととらえ、ありがたいと思うようにしています(笑)。こと債権各論レポートについては、あまり自分自身に期待しないようにしています。

●債権各論レポート提出第一回目ブログより(昨年5月17日付;もう「再々レポ」どころではないです)
http://blogs.yahoo.co.jp/kmdbn347/19447720.html
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 将来の私自分に期待しすぎると、まるで私が既にそうなったような錯覚に陥ってしまったり、「期待と現実のギャップ」に不満を持ってもいけませんしね・・・他の誰かと比較するわけでもないので、まずは一つ一つ目の前の課題をクリアしつつ、着実に力をつけていきたいと思います。

 "Hope deferred makes the heart sick." (Proverbs 13:12)
 「期待が長びくと心は病む。」

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