言い尽くせない感謝

自己啓発や聖書に関する事等掲載中。引用聖句:新改訳聖書©新日本聖書刊行会 英文聖句:New International Ver.

夜間講義「国を訴える」の最終講義

 何かとあわただしかった一日が終わり、静けさを取り戻しています。

 今夜は、遅い時間より夜間講義「国を訴える」を受講してきました。9月の後半から始まり、いよいよ来週が試験となりました。先週の講義の終わりに試験要項について言及があったもののその時点では不確定要素がありましたが、本日最後に試験要項が正式に発表されました。

・吉村先生以外の4名の先生が各1問出題するので、そのうち2問を選択して回答する。

・配布されたプリント類、作成ノート、(通常の科目試験時に許可される)六法、以上持込可

 税務訴訟と、行政訴訟、あるいは移転価格税制あたりにチャレンジできればと、今夜時点では想定していますが、まだ一週間ありますので、復習しながら楽しんで対策を練りたいと思います。

 ちなみに本日の講義の最後に、本講座についてのしめくくりの一言が吉村先生よりありました。この講座が始まった時点でなんとなく抱いていた”国が悪”という印象については、改めた方がよいようです。確かにそういう側面があるかもしれないのですが、民間企業等がなんとか税金を逃れようと、あの手この手と金融や法律の専門家がスキームを考案している現状について、吉村先生は問題視しておられたように感じました。

 リートに代表されるリアルエステート・ファイナンス分野は、米国流の最新金融テクニックの導入により大幅な進歩を遂げたのも事実だとは思います。しかし「ペーパーカンパニーを2つつくって、一つはケイマンで、それの持分をああしてこうして、あるいは倒産隔離のために、中間法人かまして、その理事幹事を弁護士や公認会計士の名前をかりてきて・・・」というような議論を真顔で行っているレンダーさん等には、小首をかしげざるをえない場面が少なからずありました。

 かくゆう私も、他人のことを言える立場ではないです(苦笑)。もう約5年近く前だと思いますが、某大手外資系銀行からの10億円ノンリコースローン調達スキームを構築する仕事を担当しました。たしか、ケイマンSPCの設立・維持コストが当時高騰していたため、ケイマンSPCに代わる倒産隔離として三井住友銀行さんが中間法人を提唱してまもない頃、地元の司法書士の先生のお力をかりてその中間法人を利用したスキームを構築しました。

 その外資系銀行担当者さん曰く「長島・大野・常松弁護士事務所の他、そのスキーム構築の経験がないのでは・・・うちの銀行でもまだケイマンSPC以外経験がないです」とのことでした。ただ単に目新しかっただけですね~(笑)

 今では全く珍しくないスキームですし、今はそういったスキームを絡めた仕事には直接的に関係していませんので、こういったスキームについてはほとんど関心がなくなっていました。今回の講義で当時を懐かしく思い出しました。

 夜間講義の行き帰りの電車の中と、帰宅して夕食を済ませた後は、民事訴訟法の試験勉強&07年レポート課題を勉強していました。レポはなんだかんだいって、随分と時間がかかっています。ほとんど終わっているのですが、ビシッと最後の一言が出てきませんし、なにやらすっきりしていません・・・ということは論点に重大な見落としがあるのでしょうかね(笑)。まあ私の現在の実力からすれば、そんなレベルでしょう、きっと。

”For this very reason, make every effort to add to your faith goodness; and to goodness, knowledge;

and to knowledge, self-control; and to self-control, perseverance; and to perseverance, godliness;

and to godliness, brotherly kindness; and to brotherly kindness, love.”
 
 「こういうわけですから、あなたがたは、あらゆる努力をして、信仰には徳を、徳には知識を、

 知識には自制を、自制には忍耐を、忍耐には敬虔を、

 敬虔には兄弟愛を、兄弟愛には愛を加えなさい。」

(2ペテロ 1:5-7)