私の研究論文テーマに直接関係するかどうかは微妙ですが、「憲法の定める基本的価値を具体化する法の体系と位置付け」(櫻井敬子・橋本博之著『行政法』弘文堂、2007年、「はしがき」より引用)、行政法の勉強に本腰を入れることにしました。
●慶應義塾大学法科大学院教授 橋本博之先生
http://www.ls.keio.ac.jp/education/kyouin/fulltime_63.shtml
2007年の行政法レポート課題は、次の通りです。
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「産業廃棄物の処理を請け負う株式会社Kは、A県B町の山あいに産業廃棄物の最終処分場の建設を計画し、A県当局と折衝中である。これに反対する地元住民Xらは、誰に対してどのような訴訟を提起し、どのような請求をすることができるか。次の2点に留意し、考えられうる限りの選択肢を検討せよ。」
(1)最終処分場が設置されるまでの一般的な過程を調べ、具体的な段階ごとに訴訟の選択肢を考えること
(2)訴訟の相手方、請求の主旨を特定するとともに、予想される抗弁を考えること
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あたりまえですが、簡単に論述できるテーマではないです。しかし、こうした学習に導かれることで、法学部生としての見地が広まることに繋がるように思います。
"I run in the path of your commands, for you have set my heart free." (Proverbs 119:32)
「私はあなたの仰せの道を走ります。あなたが、私の心を広くしてくださるからです。」(詩篇 119:32)