Rick Warren先生の『The Purpose Driven Life』27頁以下から引用させていただきます。
「Right now you may be driven by a problem, a pressure, or a deadline. You may be driven by a painful memory, a haunting fear, or an unconscious belief. There are hundreds of circumstances, values, and emotions that can drive your life.」
これについて、Rick Warren先生は、一般的に次の5つが要因であると述べておられます。
1. Many people are driven by guilt:罪悪感(後悔や恥を隠すための言動)
2.resentment:憤慨
3.anger:怒り
4.materialism:物質主義
5.approval:(両親、配偶者、子供、先生、友人などから)賞賛されたり好かれたいと思う気持ち
何歳になっても、「人生」についてはわからないことばかりです。そういったことから、Rick Warren先生の上記文献には、混沌とした社会を、できる限り心穏やかに生きていくためのさまざまな大切なことがちりばめられているように思います。この文献のベースとなっているのがBibleであることは当然ですが。
昨夜、何気なく鑑賞していた「英語でしゃべらナイト」で、個人的に、かなり前からその人生およびその時々の言動の変化に注目していた工藤夕貴さんの映像が流れていました。
確か工藤さんは、アイドルからの転向とハリウッドへの挑戦心が実り、ある時生まれて初めてファーストクラスでハリウッドに連れられて行き、さらには海千山千のアクトレスが競争する社会でもまれてきたと記憶しています。その結果の結論として
「競争からは何も生まれない」
というようなことをおっしゃっていたことについて、多少驚くとともに、少々ほっとしました。
私は、「人生とは何ぞや」とか倫理学とか心理学など難しいことについて尋ねれられてもはさっぱり分かりません。したがって、他人の人生を私自身が高慢になって、あれこれ評価したり、意見を述べたり、批評するようなことが如何に意味を成さず、お一人お一人異なった考えをリスペクトすることが大切であることくらいしかわかっていません。
ですから、上記の工藤さんのような並みの競争社会ではない激動の世界でもまれてきた方の、こういった(私にとっては)思わぬ発言については、とても興味を持ちました。
※一般社会では理解できないほど半端ではない色・欲・富などが競いあう世界に身を置き続けた方にしかできない発言なのかもしれませんね。私は、他人が欲しても決して手に入れることのできないような富・栄華・色(女性)など、欲しいものを全て手に入れたソロモン王が残した言葉、人生は「空の空」(伝道者の書1:2)すなわち、むなしい人生であったという言葉を思い出しました。工藤さんの上記発言の奥に潜む本質的な感情・心理に対して、とても興味を持ちました。
"Love is patient, love is kind. It does not envy, it does not boast, it is not proud."
(1 Corinthians 13:4)
「愛は寛容であり、愛は親切です。また人をねたみません。愛は自慢せず、高慢になりません。」
(コリントI 13:4)