言い尽くせない感謝

自己啓発や聖書に関する事等掲載中。引用聖句:新改訳聖書©新日本聖書刊行会 英文聖句:New International Ver.

法学慶友会とこの一年

 法学慶友会に所属させていただいてから、もうすぐ一年になります。法学慶友会は、慶應義塾大学の法学部に類する塾生(現役学生)と塾員(慶應義塾大学の卒業生・教員)から構成される会です。今週末はかなりの人数が集まり、楽しい食事会が催される予定となっています。

 思い起こせば昨年の夏、約二十年ぶりに二度目の大学生活を慶應義塾大学法学部で過ごすことを決意し、昨秋合格通知をいただいた後数ヶ月たってこの法学慶友会の存在を知り、入会させていただきました。この会に入会していなければ、ここまで勉強が進むことはなかったと思います。

 法学慶友会には、素晴らしい方々が集っておられるので、大変勉強になります。かなりの割合で私より年下の方が多いのですが、皆さんとお会いしてお話をさせていただくと、本当にしっかりしたお考えをお持ちで、さらにそれを実行に移しておられるのがなお素晴らしいですね。

 私自身も、そのような素晴らしい方々に囲まれて、一つ一つ単位を取得させていただき、今では卒業論文を書き始める段階までくることができています。二十年間コンピュータ・エンジニアの仕事をしてきた経験を生かしつつ、法律を学び、その総決算として卒業論文を書き上げる・・・なんと楽しいことでしょう。卒論はそう簡単に仕上がるものではありませんが、その分さまざまな壁と出会い、乗り越えていく過程でまた新たな発見があると思います。

 グーグル社を題材にした「インターネット検索と表現の自由」という卒論テーマを下に、文献もだいぶ揃ってきています。今検討しているのは、本論文を日本国憲法からの視座でいくか、英米法(おそらく合衆国憲法)からの視座からでいくか、それとも両方でいくか・・・

 私の論文の三本柱は「グーグルにまつわる法的諸問題」「表現(言論)の自由」「ステイトアクションの法理」です。実際にはグーグルの提供するサービスは米国本社から生まれるものであり、かつ最新サービスが次々と発表されるために、常にネット上の英文記事をウォッチしていなければなりません。

 また「ステイト・アクション法理」一つだけでも慶應大学院の修士論文テーマとなっていました。あまり盛りだくさんにすると一つ一つの論理が薄くなるかもしれませんね。もうしばらく米国グーグル社の最新動向を英文で楽しみながら、論点を絞っていきたいと思います。

 長年ブラウザーのトップページがグーグルで、さらにグーグルの携帯OS(アンドロイド)の技術的調査・研究を仕事で現在担当している私としては、グーグルの大ファンです。この論文が仕上がる頃には、また新たなグーグルの素晴らしさを知ることになるような気がします。法律に関する世界のスーパーエリートも集めているグーグルですから、どのように法的諸問題を解決しているのか、それを論文にすることができるのが楽しみです! 


 ”Teach me your way, O LORD, and I will walk in your truth;” (Psalm 86:11)
 
 「主よ。あなたの道を私に教えてください。私はあなたの真理のうちを歩みます。」