大阪梅田&ヨドバシカメラさんの不動産投資事例
全く想定外の出来事で、先週末は大阪梅田に滞在していました。羽田空港から妻の実家(九州)へ飛行機で向かっていたのですが、途中関西空港へ緊急着陸することになり、そのままその夜は新阪急ホテルに宿泊することになりました。
梅田駅前は再開発がビシバシ行われています。家電量販店業界の一店舗あたり売上でNO.1(1100億円)ともいわれるヨドバシカメラさんの梅田店が、ドッシリとそびえたっています。大手銀行やレストランを誘致した複合施設として、すっかり町のシンボルの一つとなっていました。
私の記憶では、1997年頃に旧大阪鉄道管理局跡地を、ヨドバシカメラさんが1000億円を超える入札額で大本命の三越さんに競り勝ち、落札したと思います。当時は資産デフレのどん底状況でしたから、ヨドバシカメラさんの巨額の投資に対して、随分と批判的な声が大きかったと思いました。不動産ファンドや不良債権担保不動産バルクセール、ノンリコースローンなどがまだほとんど存在していなかった時代に、一企業がそのような資金を調達できたこと自体素晴らしい事ですね。
梅田店の売上も素晴らしいです。土地の価格もどんどん再上昇していますから、ヨドバシカメラ藤沢昭和社長様の読みが今のところドンピシャですね。
『大抵の不動産投資エージェントや経営コンサルタントが想定せず、落札後も批判的だったにもかかわらず、大成功と呼べるまでになった不動産投資事例』です。
諸問題は抱えていらっしゃるでしょうが、藤沢社長様は、一代で、「もうすぐ一兆円企業に手が届くのでは・・・」と予測もできるまでの企業にした経営者です。「おれは命をかけて仕事をしているんだっ!」という藤沢社長様のお言葉を、かつて直接お聞きしたことがあります。
そういう経営者が考える不動産投資戦略を、どれだけの不動産投資エージェントや経営コンサルタントが想定できるでしょうか、また理解できるでしょうか。
・SAPさんの先端ERPシステムを次々と導入し、膨大なデータをリアルタイムに活用する手法
・約10年前から、インターネット通販システム開発に巨額の先行投資(現在業界No1を独走中とのこと)
と今では当たり前ですが、かつての時代では「非常識」といわれていたことです。
今後もますますご活躍されることをお祈りします。