今朝は、憲法のテキストの最初のページである「リーガルマインド (legal mind)」を、あらためてじーっつと見つめてばかりでした・・・約20分間。
おかげでレポート作成作業できず・・・(苦笑)。しかし法律勉強者の私にとっては、とても大切な内容に思えました。
憲法は「政治の法」であるために論議に各人の感情が入り易く、そこから非科学的になってしまうので、このことを肝に銘じておく必要があるとのことでした。身に付けるべきリーガルマインド8点についてあらためて学びました。
1.客観的証拠を尊重する謙虚さ
傲慢になってはいけません。人間の本性:弱いものには強くあたる
2.推論の過程で飛躍を犯さない節度
3.自己の主張を相手の批判にさらす勇気
4.法学において正解は必ずしもひとつではない、という達観
5.権威でものを言わない強さ
(~新聞によれば・・・、~教授曰く・・・ではなく、事実と論理のみをたよりにせよ!)
6.結果の現実的妥当性を追求する冷静さ
憲法が残って国が滅んでも困る
7.解釈論と政策論(立法論)を混同しないこと
8.行き掛かりにとらわれて「いこじ」にならぬこと
(「あいつには敗けたくないという気持ちになると、都合の悪い事実が見えなくなる」)
憲法のテキストは、「全訂・憲法」です。小林節慶應大学教授と園田康博様による共著です。私は通信課程に入学したばかりですから小林教授とお会いしたことはありませんが、50歳前後で弁護士にもなられたのですね~本当にすばらしいと思います。
さっさとレポートを仕上げるのも一つの策ですが、それではせっかく社会人大学生の道を選んだのにもったいないと思っています。レポート課題である「日本国憲法の三大原則について」はネット上のあちらこちらに公開されていますので、それらからコピー&ペーストすれば、字数制限の4000字どころか、あっという間に8000字になりますが・・・(笑)