言い尽くせない感謝

自己啓発や聖書に関する事等掲載中。引用聖句:新改訳聖書©新日本聖書刊行会 英文聖句:New International Ver.

キャンプの話&日本経済のちょっとした研究について

 先日までの連休中はずっと仕事でしたので、全くといってよいほど家族サービスができませんでした。

 しかしながら、私以外の家族は、教会でいつもお世話になっている方々のご好意で、一泊二日の楽しいキャンプに連れていっていただきました。本当にありがとうございます。

 クリスチャンといっても、プロテスタント系、カトリック系などさまざまですが、いずれにしても、ほぼ世界中どの地に導かれても、同じクリスチャンファミリーがいらっしゃることは、本当に大いなる恵みです。

 一般的に、前向きな思考で生きている方でも、悲しみを覚えることなくいつも元気に一生暮らし続けることはないと思われますので、時には泣きたいことや挫折を味わうもあるでしょう。

 そういった人生の海の嵐にのまれそうになった時には、口数の多い少ない、表現の上手下手はあるこそすれ、クリスチャンファミリーの愛に守られながら、前向きに生きていけることはかけがえのない財産です。


 ところで、現在の私の私的研究活動では、その本流からはずれるものの、諸事情あって日本経済を勉強しなければならない状況でして、慶應義塾大学経済学部の北村教授による以下の文献を研究中です。

北村洋基『岐路に立つ日本経済』大月書店、2006年。

 この文献の目的と課題の一つについて、北村先生は次の通り述べておられます。

 「日本経済の現段階と展望について、主観的な願望としてではなく、過去の歴史の批判的分析からどのような教訓を引き出して今後に活かしてゆくかという視点が重要である。それとともに、今後いっそう進展してゆくであろうグローバル資本主義とか情報資本主義とかいう用語に特徴づけられる現代資本主義の冷静な分析と展望が必要である。」(前掲・9頁)

 現時点での当該文献についての所感としては、当然のことながら昨年2008年の金融危機や先日の政権交代については触れられていないものの、耐震強度偽装事件やライブドア問題、BSE対策問題にみられるような、

新自由主義規制緩和政策の危険性が次々に明らかになりつつあ」(前掲・256頁)り、「こうした問題にたいして、小手先の手直しをしながらもなお新自由主義的改革を強化する道を突き進んで行くのか、それとも安全と安心、信頼と共同、連帯に基礎づけられた日本経済へのギアチェンジをするのかがまさに問われている。」(前掲・256頁)

と、まさにこの一年の大きな問題についての要約が、あとがきで述べておられる通り、とても奥の深い文献だと思います。

 法学の視座からのみならず、経済の視座からも、今後の日本社会を研究していくことは、それなりに価値のある道草なのかもしれませんね。

 数学の教員免許や、米国カリフォルニア州のReal Estate Broker License、日本の宅建主任者資格を取得できたのも、さらには通信教育課程というありがたい門戸を解放していただき慶應義塾大学の法学部を働きながら卒業し通学課程と同じ法学士号を取得できたのも、全ては「右に歩みなさい」「左に走りなさい」というような神様の導きでした。

 一見無関係にみえるような道草だらけで脈略がない歩みのようですが、後から振り返ると、全て意味とつながりがあることを実感しますし、今後もますます実感していくと思いますので、今の境遇と神様の奇しき導きに感謝して毎日を過ごしたいと思います。


Although the Lord gives you the bread of adversity and the water of affliction, your teachers will be hidden no more; with your own eyes you will see them.
(Isaiah 30:20)
「たとい主があなたがたに、乏しいパンとわずかな水とを賜っても、あなたの教師はもう隠れることなく、あなたの目はあなたの教師を見続けよう。」
(イザヤ30:20)


Whether you turn to the right or to the left, your ears will hear a voice behind you, saying, "This is the way; walk in it."
(Isaiah 30:21)
「あなたが右に行くにも左に行くにも、あなたの耳はうしろから『これが道だ。これに歩め。』と言うことばを聞く。」
(イザヤ30:21)