引き続き、昨夜と今朝は、コミュニケーション論（＆論文）の勉強をしていました。主にはコミュニケーション論の指定テキストと次の文献を再びおさらいしました。
ジェレミー・ハリス・リプシュルツ（尾内達也訳）『インターネット時代の表現の自由』皓星社、2004年
「今日では、表現の自由に対する重大な脅威は、政府の権力ではなく民間企業による情報の統制と操作であると言われている。」
（ジェレミー・ハリス・リプシュルツ（尾内達也訳）『インターネット時代の表現の自由』11頁）
「今日、個人にとって重要な問題は、新しいコミュニケーション・ツールが市民の間で共同利用されるか、権力やビジネスの名のもとに操作・乱用されるかである。」
（ジェレミー・ハリス・リプシュルツ（尾内達也訳）『インターネット時代の表現の自由』12頁）
「ポスト産業化の世界は、メディア・コングロマリットを通じて富の大部分を操るので、国際通信の世界も支配することになる。この意味でも、インターネットの時代に起きている変化は、伝統的な政府権力ではなく民間企業の権力が体現している。しかし、表現の自由に関する哲学も法律も、操作されたメディア市場には対応せず、政府の検閲力を制限することをめざしているのである。」
（ジェレミー・ハリス・リプシュルツ（尾内達也訳）『インターネット時代の表現の自由』432-433頁）
最後の部分「表現の自由に関する哲学も法律も、操作されたメディア市場には対応せず、政府の検閲力を制限することをめざしているのである。」は、とても大切な指摘だと思います。一つ一つできる限り丁寧に勉強していきたいと思います。今朝はここまで。
"Whoever can be trusted with very little can also be trusted with much,
and whoever is dishonest with very little will also be dishonest with much.”
(Luke 16:10)
「小さい事に忠実な人は、大きい事にも忠実であり、
小さい事に不忠実な人は、大きい事にも不忠実です。」
