ふとしたきっかけから、今朝この本を読んでいました。この本については、私が軽々しくコメントできるものではないことだけは、はっきりとしています。ご自身の壮絶な人生についてお書きになった本のようですが、奥が深くて言葉を失いそうになりました。男性、女性かかわらず、おすすめの本です。
「私たち家族は、病気そのものから受けるダメージよりも、病気という試練によって揺さぶられた時の、家族としての、また人間としての、土台のもろさによって、遥かに大きな苦しみを味わってきたのでした。
すなわち、もともと一人一人の中に潜んでいた自己中心性や、病んでいる相手の弱さを受け入れることのできない心、相手を自分の思い通りに変えようとする心、自分が受けることばかりを望み、それが満たされないと一方的な被害者意識に陥ってしまう心などが、苦しい状況の中で次々と苦い芽を吹き出し、家族全員を長年蝕んできたのでした。」
(横田映代著『我が家のアメイジンググレイス』161頁より引用)
”No temptation has seized you except what is common to man.
And God is faithful; he will not let you be tempted beyond what you can bear.
But when you are tempted, he will also provide a way out so that you can stand up under it.”
「あなたがたの会った試練はみな人の知らないようなものではありません。
神は真実な方ですから、あなたがたを耐えることのできないような試練に会わせるようなことはなさいません。
むしろ、耐えることのできるように、試練とともに、脱出の道も備えてくださいます。」
(コリント 10章 13節)」