陸上競技といえば、当時全国的にはまだ無名だった長距離ランナーが体育の先生でした。
教育者と競技者の両立は難しいということで学校を退職されました。その方が、退職する日に在校生に残した言葉(色紙へのサイン)が
「前進」
でした。困難や悩みなどの壁に当たっても、黙々と前進していらっしゃいました。
そしてその先生は、数年後には女子マラソンの日本記録を作り、オリンピックにも出ました。
数年かかりましたが、見事に花が開きました。今もさまざまな方面でご活躍されているようで、本当に素晴らしいと思います。
全国区で有名になった後に直接指導していただいた時は、とても緊張したものです。今でもその時のことは、はっきりと覚えています。
「トレーニングするときは、いつでも両手小指に小石をはさんでね・・・」
He has made everything beautiful in its time.
(Ecclesiastes 3:11)