バックパッカーでも、日本人ということでお金を持っているように見えたのでしょうか・・・ヤハリ。
しかも空いている座席がないとはいえ、日本のような満員電車には程遠いパリ地下鉄内での出来事です。
私のでん部(いわゆる「おしり!」)をもぞもぞとさわる人がいました。一瞬「おれって女性じゃないよなあ・・・」と思ってしまいました。なにせ電車で男性がちかんにあうという話は、生まれてこの方きいたことがありません。
どうやら、私のおしりポケットが膨らんでいたので、日本人旅行者さんにみられる「多額のキャッシュ」を持っていたとおもわれたようです。実は、ハンカチが入っていただけなんですが・・・
さっさとあきらめてしまうかとおもいそのまま気にせず立っていましたが、いつまでたってもおしりをもぞもぞさわっています・・・結局次の駅に到着して扉が開くまでさわられっぱなしでした。「チェッ!」という舌打ちをして、その男性は去っていきました・・・
おしりポケットには財布を入れていることが多かった私ですが、たまたまその時は別のところだったんですよね。そのフランス人男性の、異様にきついコロンのにおいにも閉口しましたが・・・
「ずぼんのポケットに財布」といえば、アメリカでの話をちょっとだけ・・・
「100ドル札を持っていたら、麻薬の取引犯だと間違われるから、絶対に多額のキャッシュを持ち歩かないように。アメリカ人は100ドル札などめったに持ち歩かない。せいぜいキャッシュが必要な麻薬取引くらい・・・」
と友人に冗談交じりでアドバイスされました。
さらに友人曰く、
「でも20ドル札は必ずもつように!」
(なんで?)
「ピストルを後ろからつきつけられることが時々あるからさ!ホールドアップってね!」
(・・・絶句で言葉ナシ!)
「その時はね、20ドル札を渡すわけ。あっ、でも100ドル札はだめだよ、ニセ札だと思われるから。みんな100ドル札は持ち歩かないからね。」
(・・・たしかにスーパーで100ドル札をだしたらニセ札じゃないかと、数分間疑われた・・・)
「ちなみに『アイ ハブ ノーマネー』はもっとだめ!」
(えっ、それはつい口から出そうなセリフだけど・・・)
「怒ってドスン!と一発ヤラレチャウよ・・・」
それ以来マジで20ドル札を携帯した私でした・・・